マンガを使ったランディングページ制作をはじめ、ホームページや動画などの制作を通じてWebマーケティング事業を行う「EF(エフ)」。4期を振り返り、新たな5期へ向けた取り組みに関する経営方針発表会が開催されました。今回は経営方針発表会を終えた山田社長に、発表会に込められた思いや今後のEFについてインタビューを行いました。ぜひ最後までご覧ください。
― 経営方針発表会を終えていかがですか?
ようやく肩の荷が下りた感じです。本当に怒涛の期間でした。
経営方針発表会を通じてみんなに会社を知ってほしいという思いが強くあったので、会社の歴史や社内のメンバーがどのように努力してきたのかを理解してもらえたのが嬉しいです。
みんなで会社のことを理解し、状況を共有し、一緒に進んでいくことを大切にしたいと考えているので、新しい取り組みではあったのですがやって良かったと思います。
― 4期目で経営方針発表会を実施した経緯を教えてください
元々、もっと前からやりたかったんです。でもお金や時間、労力がかかるので、恐らく5年目で経営方針発表会を実施する企業は少ないと思います。僕もなかなか実現できずにいました。
ただ、前期の経営方針発表会では数字だけの発表だったので、会社の思いや意図が伝わりにくかったかなと。
最近の小規模企業では、社長の一声で動くところが多いですよね。まるで「右向け右」のように、上からの指示が強い。でも、EFではそれを避けたいと強く思っています。
人数が増えてきた今だったからこそ会社のことも僕のことだったりも知ってもらって、足並みをそろえる機会になればと思いました。会社として実施するタイミングは早かったのかもしれませが、本当にやって良かったと思っています。これからも継続していきます。
― 社員へは新たなデザインの名刺や名刺入れのサプライズもありましたね!
みんなが持っている固定概念を疑う、常識を崩すといった考え方が結構好きで。
名刺だからといってそんなに硬いものでなくてもいいんじゃないか、そもそも印象に残る名刺ってどんなものか?と考えていたんです。
相手へ渡した時にインパクトを与えたり、覚えてもらえたり…というところで今回の名刺を発案し、作りました。僕、クリエイティブなんで(笑)
― 経営方針発表会後には数々の表彰式がありましたが、その中には社長賞もありましたね。
選ぶ基準はみんな違うので、誰を選ぶか悩みました。皆が素晴らしいからこそ、何を基準に選ぶかを本当に迷ったんです。
これまでは賞はありませんでしたが、常々「個人賞を与えてあげたいな」と思うシーンがありました。自分の価値観が変わった時に支えてくれたメンバーを選びたいと思い、それは他のどの賞にも当てはまらないと考えたので、今回「社長賞」と名付けて選びました。
― 山田社長にとって、大きく価値観が変わった一年だったということでしょうか?
昔は「誰よりも一生懸命努力し、険しい道を進む人」が理想の上司でした。しかし、実際には限られた時間内で高い生産性を発揮できる人にリスペクトを感じるようになったと気づいたんです。
膨大な時間を使うだけが正義ではなく、効率的に成果を上げることも大切だと気づきました。プライベートも充実させることが大切だと気づき、ワークライフバランスを重要視するメンバーも増えてきたと思います。
― 映像の中には昔の事務所の写真などもありましたね
しんどかったこともありますが、楽しかった思い出が強く残っています。企業が安定するまでの道のりは本当に大変でしたが、今振り返れば大したことではなかったと感じます。
人生には「これ以上の壁はあるのか?」と感じる瞬間があります。しかし、振り返るとその壁は意外に小さかったと気づくことが多いです。この経験は、自己成長を実感するチャンスだと考えています。困難を乗り越えることで、自分のレベルが上がっていることを再確認できるのです。次の壁にも立ち向かう勇気を与えてくれる、貴重な経験ですね。
― 最後には感極まる場面も見受けられましたがどのような思いでしょうか
「絶対に泣かない」と決めていても、感情を抑えきれなかったですね。
僕は普段から感情移入しやすくて涙もろいので、過去の経験を振り返りながら、目の前にいるメンバーへの感謝の気持ちが溢れ、思わず涙がこぼれてしまいました。しんどい出来事や裏切り、騙されるようなこともあると思いますが、それらはすべて、自分がまだ経験していない壁を越えるチャンスを与えてくれるものだと考えています。それを乗り越えることで、僕たちは成長しているのだと実感しています。
そんな思いを抱くと、出会った人々との様々な経験、良いことも悪いことも含め、すべてが貴重な学びだったと心から思えます。結果的に、そのすべてが感謝の気持ちに変わった瞬間でした。
― 最後に、株式会社EFの今後に関してメッセージをお願いします。
今期は「地固め」に徹したいと考えています。
今までは僕自身、いろんなことにチャレンジしたい・チャレンジさせてあげたい気持ちがあったんですけど、よく考えると、スキルを磨くことが、入社の理由でもあるなと気づきました。
会社がその成長をサポートする役割を担っているのに、そこに注力しきれていなかったと反省しています。
これまで僕がいろいろなことに挑戦できたのは、社内のメンバーがしっかり会社を支えてくれたからだと思うんです。だからこそ、今期は特に、役員や若いメンバーが自由にチャレンジできる基盤を作りたいと思っています。成長できる環境を提供することが、僕たちの大切な使命ですから。
みんなにチャレンジしてほしいし、失敗も経験してほしい。成長するための環境を整えていくつもりです。